ギャンブルについて調べていると、違和感を感じることがあります。
依存症について書かれたサイトでは、借金や家庭崩壊、依存の危険性が語られています。
もちろん、それは大事な話です。
実際に人生が壊れてしまう人もいますし、私自身も借金で苦しんだことがあります。
だから軽く扱うつもりはありません。
ただ、そのサイトの立場によって語られる内容は変わります。
依存症サイトは危険性を伝える役割があります。
攻略サイトは勝ち方や立ち回りを伝える役割があります。
立場が違えば、見える景色も変わります。
しかし、どちらの立場であっても変わらない事実があります。
今も多くの人がギャンブルをしているということです。
では、なぜ人はそこまでしてギャンブルをするのでしょうか。
私もギャンブルに惹かれた一人です。
朝、目が覚めた瞬間からパチンコホールのことを考えていた日もあります。
開店前の列に並びながら胸が高鳴ったこともあります。
「今日は勝てるかもしれない」と根拠もなく期待したこともあります。
当たりを引いた瞬間の高揚感。
負けを認められず、あと少しで取り返せる気がして席を立てない感覚。
理屈では説明しきれない何かが、そこには確かにあります。
だからこそ、多くの人が何度も足を運ぶのだと思います。
一方で、攻略サイトを読むと別の景色が見えます。
期待値や収支、立ち回り。
数字で説明される世界です。
私自身も長く期待値を追ってきたので、その考え方はよく分かります。
勝つために必要な知識もありますし、感情に流されない姿勢の大切さも知っています。
しかし、その世界にいると見えにくくなるものもあります。
勝った日の話はあっても、やめられなくなった話は少ない。
収支表はあっても、自分でも嫌になるような執着についてはあまり語られません。
数字の上ではプラスでも、心の中では何かを失っていた。
そんなこともあります。
私はどちらかを否定したいわけではありません。
依存症サイトには必要な役割があります。
攻略サイトにも学べることがあります。
ただ、そのどちらにも収まりきらない現実があると思うのです。
楽しかった日もある。
後悔した日もある。
「もうやめよう」と思った翌日には、また同じ場所に向かっていたこともあります。
たぶん多くの人が、そんな矛盾や葛藤を抱えながらギャンブルと付き合っているのではないでしょうか。
だから、このサイトではその両方に目を向けたいと思っています。
ギャンブルの危険性だけでもなく、勝ち方だけでもない。
その中にいた人間だからこそ見えた景色や感情を、できるだけ正直に残したい。
実際にその中にいた人間として感じたことを整理しながら、少しでも立体的に考えられる場所にしたい。
このサイトは、そんな場所です。

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